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抽選永住� （Diversity Immigration Program)
米国の移民ビザ取得のプロセスとしては、雇用関係によるものと、家族のスポンサーによる2種類が主要で� るが、例外的なものとして、分散移民プログラム、いわゆる抽選永住� が� る*。
このプログラムは、１９８６年に始まり、米国への移民が、世界中の多様な地域や国々から行われることを促進する目的で、過去一定期間において、移民数が少ない国々を対象として行われることとなった。当初は、早い者勝ちで、複数の応募をした方が有利だったが、現在は、米国への移住者が少ない国**の出身者で� れば、毎年ひとり1通のみ応募することが可能で� る。
応募資格は、他のカテゴリーのように複雑ではなく、（１）抽選永住� プログラム実施の対象国出身者で� って、（２）高卒以上、又は過去５年以内に、２年のトレーニングを要する仕事に２年以上従事したことが� ればよい。但し、これまで不法に米国を滞在したことが� る場合は、当選しても、ビザ発給が拒否される場合が� るので注意。
最新のDV-2002プログラムは、応募受付が2000年10月１日に始まり、11月１日に締切られる。当選は、2001年の5月～7月の間に行われ、当選者数約10万となる見込。DV-2002のビザ割当数は5万***で� り、実際には当選者の約半数には、グリーンカードは発給されないので、当選者は、当選後迅速に手続を行うことが肝要で� る。
(注記）
*例外的なものには、この他に、レジストリーや政治経済的考慮から特例的なカテゴリーともいうべき看護婦やソ連の科学者に与えられたビザ等が� る。
**移住者が少ない国とは、過去5年間で、移民ビザ、すなわちグリーンカードの発給を受けた者の人数が5万人未満で� る国をいう。抽選永住� プログラムに関しては、一国へ割り当てられる永住ビザの上限は、年間3850で� る。
***1997年11月に米国議会を通過ニカラグラ及び中米救済法（NACARA）に基き、1999年度（DV－2001）から、抽選永住� カテゴリーの移民ビザ数5万5千の中から、5000のビザが、NACARAプログラムに充当されるため、現在のところ、抽選永住� の当選数は年間5万に引き下げられている。
DV-2002の応募要領を米国務省が発表（2000/07/31)
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